「悪法も法なり」の発想が、日本をダメにする

「悪法も法なり」考えと、諦めが、日本をダメにする‼

今の日本のダメな部分の根本をたどった結果、この考え方、発想であることがわかりました!!
 
法律を考えるも作るも、人間です。
現代日本をダメにしている最大の原因が、
ここにありました。
 
この発想は、
人間社会変化に適応しない法律を、
暗に放置している言い訳になります。
そして、人間より法律を優先させてしまう、
という発想を強化してしまいます。
 
また、この考えは
「法律は 偉い人、頭のいい人が作ったものだから、間違いない。」
「法律がそうだから 守れ」
「法律だから、仕方ない」
という、国民を思考停止状態にするものでもあります。
むしろ、
「俺はしぶしぶ従っているのに、アイツは法律に文句をつけている。アイツを叩け」
となり、本来の自由思考と向上心のある国民の、
足をひっぱることにも繋がっています。
 
 法律を作る、すなわち 立法府は国会ですが、その国会議員を選ぶのは国民。
 彼等は、国民の全体、国益のために働いていただくことが、
使命なのです。
 
 さらには、議員、官僚には、こんな発想、考え方が
蔓延しているのは、ご存知でしょうか?
 
「法律改正は、先輩の仕事にケチをつける、先輩の顔にドロを塗ることだ」
 
 つまり、現在の法律は、先輩が作ったものだから、
法改正は 天に向かってツバを吐くことだ。
 ということです。
 
年功序列、上意下達の弊害極まれり!
なのが現実です。
 
かくして、理不尽かつ現代社会に適応しない法律が、
未だ 幅を利かせてしまうのです。
 
「悪法も法なり」
この思想はまた、
支配者、権力者側にとって、
実に都合の良い状態を作ります。
 
「日本は 人類史上、最も成功した社会主義国家だ。」
と言われる理由の1つに、この
「悪法も法なり」という思想があることを、
忘れてはいけません。
 
「悪法も法なり」の思想は、
「法律である以上、守るべきで、文句を言う人は、
国家に逆らう国賊だ」
 という、戦前の思想への逆戻りなのです。
 
「もはや戦後ではない」
1958年(昭和33年)の池田総理の言葉ですが、
法律と、法律の運営については、
21世紀になった現在も、まだまだ
「国家の占領下にある国民」 
「お上至上主義」
なのです。